大人のアトピー性皮膚炎を食事と保湿で改善したブログ

30代になって25年振りに再発したアトピーを、食事と保湿で劇的に改善した経験を綴ります。

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アトピーと保湿

ルイボスティーでアトピーが治った?!

「ルイボスティー」と聞くと、どうしても妊活に効果を発揮するお茶のイメージがありますよね。

・ルイボスティーを飲むと卵子の老化を防げる

・体を温める

・卵巣を活性化し、女性ホルモン分泌を助ける

・豊富なミネラルで細胞が活性化するので、お肌の調子が良くなる

など、日本でルイボスティーが最近流行り出したそもそものきっかけは、「妊活」が広まったころとほぼ同時期です。

ルイボスティーはアフリカ原産で不老長寿のお茶とも言われており、含まれる「SOD酵素」というものが体内の活性酸素を除去することで様々な美容・健康効果が期待できるというものです。

 

活性酸素と聞いてアトピーの方ならピンときた方もいるかもしれませんが、アトピーの症状はこの「活性酸素」が悪さをすることで悪化することがわかっています。

ですからそれを除去するルイボスティーを飲んだり塗ったりすることでアトピーが治る、ということなのですが・・・実際、効果のほどはどうなのでしょうか。

 

アトピーにルイボスティーをどう使う?

まず、ルイボスティーをアトピーに対して使う場合、飲むだけでなくいろいろな方法で成分を取りこみます。

・お茶として飲む・・・ティ―バッグを20分ほど煮出し、できればティ―バッグごと冷やす。そうすることでフラボノイドが最大限に抽出され、効果が増す。

1日2~3杯を目安に毎日継続する。

・浴槽に入れる・・・煮出したルイボスティーを浴槽の湯に混ぜ、入浴する。

・直接患部に・・・濃く煮出したルイボスティーをガーゼなどに染みこませ、直接患部に当てた上、サランラップで固定する。

最低でも1時間以上放置するのを数日繰り返すことで症状が改善する可能性がある。

ルイボスティーによるSOD効果を最大限に活用するため、これらを併用する方もいるようです。

またとくにアトピーの場合、お茶を選ぶ基準として無添加、オーガニックの良いものを使うことも重要とされています。

人によってはこの煮出したルイボスティーを精製水などと混ぜ、化粧水を自作する人もいるのだとか。

 

関連記事:我慢できないアトピーのかゆみを抑えるには

 

「ルイボスティーがアトピーを治す」理屈

これを聞いたときの私の反応としては、「ああ、また新たな民間療法か」くらいなものでした。

アトピーにはそれこそ無数の民間療法が存在しますし、日本の特徴として、なにか健康に良いとされる流行りものが出てくるたびに、やれあれにも効く、これにも効く、といった便乗商法が席巻するのもいつものパターンです。

今回のルイボスティー療法に関しては、まあ「活性酸素を除去する」のはアトピー治療にとって有効であることは医学的にわかっていますから、OKかもしれません。

問題なのは「アトピーが治る」と言い切ってしまうことで、またそれを信じてしまう人がいることです。

アトピーの症状は本当に苦しいもので、日常生活すらままならなくなることもあります。

ですから患者は藁にも縋る思いであれこれと手あたり次第に試してしまうという部分がありますし、しばしば「治る」医学的な根拠など二の次になってしまいます。

ルイボスティーが活性酸素を除去する効果についても、本当にそんな治療レベルの効果があるかと問われたら、私は「ない」と答えるでしょう。

 

関連記事:大人のアトピー性皮膚炎を完治させた―私的スキンケアランキング

 

大人アトピー発症前後にたまたま妊活中だった私

25年ぶりにアトピーが再発した前後、たまたま私たち夫婦は妊活・妊娠中でした。

オーガニック大国のオーストラリアでは普通のスーパーで質の良いルイボスティーが売っていたりするので、当然私も1年ほどは毎日何杯かのルイボスティーを飲み続けていたのでした。

それでもそんなことはおかまいなしに(笑)アトピーは再発し、瞬く間にひどく悪化して行ったのです。

入浴法もルイボス湿布も試してみましたが、効果があるのは直後だけ。数分~数十分もすれば簡単に症状はぶり返す上、保湿効果ですら長期的には感じられませんでした。

 

たしかにルイボスティーはアトピーの活性酸素を除去しますが・・・

「活性酸素を除去する」食品というのは、じつはルイボスティー以外にも無数にあります。

近いところでいったら緑茶もそうですし、ベータカロテンを含む食べ物、ナッツや野菜にもたくさん含まれます。それぞれが活性酸素除去には効果的なはずですし、アトピーケアで言ったらなにもルイボスティーに限る必要はないわけです。

 

またルイボスティーをアトピーに使用することで逆にアトピーが悪化したという人もいるようですが、これは「アトピーに効果があった」という声と同じくらい、それがルイボスティーのおかげなのかどうかわからないレベルだと思います。

 

何が言いたいかというと、とにかくルイボスティーを使用してアトピーが悪化/改善した(治った!)と単純に言うには、エビデンスが足りないということです。

 

「好転反応(瞑眩)」という言葉を都合よく利用した売り文句に注意

ルイボスティーを売りたい業者さんのウェブサイト、あるいは根拠のない民間療法を勧めている方の言説の中でよく見かけるのが「好転反応」という言葉ですが、私はこれも半分以上はインチキだと思っています。

 

ちょっと調べるとわかりますが、好転反応あるいは瞑眩(めんげん)という言葉自体、「完治の前に一時的に症状(アトピーならアトピーの)が悪化する」こと以外にも、いわゆる発熱や下痢、咳など直接の症状とは関係のない多岐にわたる現象を指して言う、れっきとした東洋医学用語となっています。

 

しかも一般的な好転反応の症状は「眠気」と「だるさ」だと言いますから、いかに商売のためにこの言葉が乱用されているかがわかりますね。

また漢方の厳密な定義として好転反応は

症状が現れた後、長くても1〜3日で収まる。

出典:Wikipedia

ということですから、よく聞く「アトピーの好転反応が始まって1か月になります」みたいなことは、そもそもすべてがおかしいわけです。

 

そして日本の薬事法において、医薬品以外で好転反応をうたうことは禁じられていますから、「好転反応が出ても使い続ければ良くなります」のような文言を見かけた場合、それは完全に薬事法違反ということになってしまいます。

 

ルイボスティーを使用したからといってアトピーは治らない

アトピーには特効薬がありませんから、なんとなくルイボスティーのように目新しい良さそうなものが出てくるたびに希望を持ってしまう気持ちはよくわかります。

また先の見えない治療や体質改善に対する不安感から、どうしても「飲むだけで治る」みたいなものに心が動いてしまうこともあるでしょう。

ですがアトピーにとって大事なのは多角的なアプローチと根治療法です。

そもそも原因がとなっている部分の根が深いわけですから、解決だってそんなに簡単なわけがないのです。

もし今現在、民間療法の類に頼ってしまっている方がいれば、それは本当に今費やしているだけのお金と時間に値する効果をもたらしてくれているか、長期的な完治を目指す上でどの程度の役割を担っているのか、よく見つめてみてほしいと思います。

 

関連記事:私のアトピーを劇的に改善させたものたちーアトピーケア編

 

もちろん「私には絶対的な効果がある」といえる民間療法もあるかもしれないので、それはそれでラッキーなことでしょう。

でももしそこまで言い切れないとすれば、そこに気(と時間とお金)を取られすぎることで、完治までの道のりをいたずらに長くしてしまっている可能性があるかもしれません。

 

オージュンヌ

オージュンヌ

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