大人のアトピー性皮膚炎を食事と保湿で改善したブログ

30代になって25年振りに再発したアトピーを、食事と保湿で劇的に改善した経験を綴ります。

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アトピーと保湿

アトピー肌に不足している「セラミド」<補えば症状が改善する?>

2018/04/21

アトピー患者の肌に圧倒的に不足しているのが、「セラミド」です。

 

女性だと化粧品を通してほとんどの方に馴染みがある成分かと思いますが、セラミドの不足は肌の乾燥の原因になります。

特にアトピー性皮膚炎の人はこのセラミド不足が深刻と言われており、乾燥を引き起こしてかゆみが増し、掻くことでさらに乾燥して症状がひどくなってしまいます。

簡単なチェック方法として、ご自分の手のひら、親指の付け根あたりを見て、下の写真のように薄いしわが多く走っている方は、セラミド不足の傾向にあると判断できます。

 

 

 

 

 

先に結論:セラミドクリームやサプリを使った私の実感として

 

これは個人差もちろん多少はあるのでちょっと難しいのですが、個人的な結論としては、

 

  • 「セラミドクリームやサプリに即効性は求めない」
  • 「かゆみを直接軽減するものではない」
  • 「予防的・補完的な意味合いでの使用はおすすめ」

 

ということになります。

これは次から述べるセラミドの役割とアトピーのメカニズムを考えれば当然のことなのですが、これ単体でアトピーと格闘しようというのはまったく無茶だと思います。

セラミドはアレルゲンを極力よせつけないための保護的・予防的な意味合いでの使用、これだけに留めるのがベストです。

 

切羽詰まっているとどうしても特効薬を求めがちですが、ご存知の通りアトピーには(必要に応じてステロイドの使用も含めた)多角的なアプローチが必要なのです。

 

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【アトピー性皮膚炎と乾燥】かゆみ撃退のカギとなる保湿

 

では、セラミド保湿はどのようにアトピーケアに取り入れるべきなのでしょうか。

もともと遺伝的にアトピー素因を持っており、肌が乾燥しやすい体質の人(=セラミド不足が顕著)はアトピーを発症しやすいことがわかっています。

 

関連記事:アトピーは遺伝する?確率や妊娠中に気を付けるべきことなど

 

特にかゆみから身体をかいてしまうと、肌にダメージを与えて外部からの刺激により敏感になり、さらにかゆみが強くなるという悪循環が起こります。

それでも肌へのダメージを与えることを繰り返すと、最後には肌の保湿機能が衰えて、慢性的な乾燥肌(=アトピー)となります。

 

 

アトピー,乾燥,セラミド

 

 

ここで症状を悪化させないために、保湿をしっかりとすることが重要になってくるわけです。

 

セラミドは肌をふっくらと整え、かゆみの原因や刺激をシャットアウトする役目を担います

肌そのものに潤いを与える効果はありませんが、うまく使えばかゆみの予防となります。

 

関連記事:アトピーを悪化させない保湿剤の使い方

 

 

【保湿に重要なセラミドの役割】

 

肌を乾燥から守ってくれるセラミド。

私たちの肌はとっても薄いですが、この薄い皮膚は三層にわかれており、体内側から表皮、真皮、皮下組織という構造になっています

 

セラミドはこの中で表皮という部分に存在し、細胞間脂質の約半数を占めています。

 

アトピー,乾燥,セラミド

 

 

表皮はたった0.02㎜~0.3㎜ほどしか厚みがなく、その中の細胞の隙間を埋めるようにセラミドが存在します。

肌から水分が蒸発しないように細胞同士の隙間をしっかりと埋めているのです。

 

7種類に分類されるセラミドについて、それぞれの特徴をみていきます。

 

 

  • セラミド1 保湿効果、肌を外部の刺激から守る
  • セラミド2 優れた保湿効果
  • セラミド3 保湿効果、シワ予防効果もあり
  • セラミド4 角質の脂質を守ってくれる
  • セラミド5 セラミド4と同
  • セラミド6 保湿効果、ターンオーバー周期を促す、シワ予防効果
  • セラミド6Ⅱ 保湿効果
  • セラミド7 細胞数を一定に保つ、肌内部の菌を正常に保つ

 

 

特にセラミド2は優れた保湿効果が特徴であり、セラミド全体の2割にも及びます。

 

このように肌の保湿にかかせないセラミドですが、老化とともに減っていきます。

20歳と比べると、40歳ごろには約半分に、70歳ごろにはなんと3割ほどに減ってしまうのです。

 

さらにアトピー性皮膚炎の人は年齢に関係なく肌のターンオーバー周期が乱れがちなため、健康的な肌の人に比べてセラミドが年齢を問わず生成されにくい傾向にあります。

このようにアトピー性皮膚炎の人はセラミドによる保湿機能が十分に発揮できず、乾燥肌を引き起こしてしまうのです。

 

 

【外部からセラミドを取り入れる】

 

年齢とともに減ってしまうセラミドですが、外部からある程度は取り入れることができます。

もちろん一番初めに述べたように、アトピーの根本的な解決には不向きではあります。ですから完治させるためのメインの保湿として使用しても意味はないでしょう。

 

関連記事:私のアトピーを劇的に改善させたものたち―アトピーケア編

 

セラミドはクリームなどのほか、サプリや毎日の食事から体内に取り入れることも可能です。

成人が1日あたりに必要なセラミドの量は約600㎍といわれています。

 

 

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代表的な食材としては、米(米ぬか)、小麦(小麦麦芽)、大豆、こんにゃく芋、牛乳などにセラミドが多く含まれています。

中でもこんにゃく芋には小麦と比較して7~16倍ものセラミドがある含有量が多い優秀な食材です。

 

そうはいっても白米ならごはん約25杯分でやっと必要量に達するので、食事のみで補おうとするのは難しいです。食事のみではなくサプリも上手く取り入れてセラミドを補うことが効果的といえるでしょう。

もちろん、体質改善や入浴法、正しい保湿ケアまで同時に行うことが前提となります。

 

このサイトはアトピー完治までのそういったアプローチについて、それぞれの記事でくわしく説明してありますので、参考にしてください。

 

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