アトピーを改善する半断食
2017/01/02
私が実践したなかでアトピー鎮静化にもっとも効果があったと思われるもののうちの一つが、週に4日行っていた半断食です。
断食というと修行みたいなつらそうなイメージがあるかと思いますが、それほどでもありません。
● 朝食・・・青汁
● 昼食・・・なし
● 夕食・・・普通に摂る(腹6~7分目)
小食も同時に実践していましたので、夕食もお腹いっぱいは食べません。
人間の消化機能は繊細
人間の消化能力には限界があって、特に肉類やたんぱく質、一部の植物油は消化するのにものすごい時間を要します。
例えば鶏卵ですが、成人女性は1週間に1,2個しか消化することができないそうです。
しかし現代では他にも肉やその他のたんぱく質など毎日大量に摂りますから、きちんと消化しきれなくてだぶついた分は一体どこへ行くかというと、体内にどんどん蓄積されていくのです。
しかもたんぱく質の消化の過程で大量につくられる「ポリペプチド」という物質は体が栄養素として利用できないためどんどん蓄積してゆき、それが限界に達するとアトピーとして皮膚へと表出する仕組みとなっています。
体内での処理能力をオーバーして、まるで爆発するかのようなかゆみとなって襲ってくるアトピーですが、それは体の上げる悲鳴でもあります。
必要以上の食物を摂らずに消化器官をできるだけ休ませ、自然に毒素を排出するのを待ってあげる。断食とは、そのために行うものです。
大人アトピー完治まで実践した私の半断食法
私は朝起きて青汁を一杯飲み、あとは夕食まで水か温かいルイボスティーで過ごしますが、体が慣れてくれば全然つらくなくなります。継続していると、たまに付き合いで焼き肉にビールなどがっつり食べてもアトピーとなって出てくるというようなことはなくなりました。
おそらく今は消化器官が常に余力を残している状態だからだと思います。
断食を始めると心なしか気分も落ちつき、神経が研ぎ澄まされる感覚を覚えます。体が不要なものの処理に毎時間追われなくなったため、気が散らなくなったのでしょう。
心も体もすっきりとした状態が続くと、断食をしばらくさぼったときのあの過剰に熱っぽく分散された感じが顕著に感じられるようになります。それはとても不快というか、不自然で落ち着かないもので、アトピーがまさにその具現化であることが身をもってわかってきます。
まだ断食を試したことがないという人は、まずは私が上で書いたような方法で半断食・小食をやってみてください。
1日や2日ではあまり効果が感じられないかもしれませんが、週に4日を1か月も続ければ、必ず違いを実感できるはずです。
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