大人のアトピー性皮膚炎を食事と保湿で改善したブログ

30代になって25年振りに再発したアトピーを、食事と保湿で劇的に改善した経験を綴ります。

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大人のアトピー性皮膚炎と精神

アトピーがなかなか治らないー絶望する前にすべきこと、私がしたこと

2017/05/30

どんなことをしてもアトピーが治らない―。

かゆみや痛みや傷跡が、自分の人生を支配しているように感じ、絶望してしまう。

これは、長くアトピーを患っている多くの患者さんが、一度は持ったことのある感情だと思います。

私も25年ぶりに爆発するようにして再発した重度のアトピーを患っていた数年の間、この思いに苦しんできました。

 

 

決して平坦とは言えなかった私の三十数年間の人生のなかでも、アトピー再発は5本の指に入るほど辛い経験だったと断言できます。

 

しかしそれを乗り越え、完治させたいま振り返ってみると、(賛否あるでしょうが)私自身の人生をよりよく方向転換するために、アトピー再発はあのとき必要なプロセスでもあったと実感しています

 

今回はそのときの状況を振り返りながら、私個人の体験として完治まで心身共にどのような変化があったのか、アトピーに対する根本的な姿勢をまとめてみます。

 

関連記事:閲覧注意:私の大人アトピー写真→現在まで

 

 

アトピーは遺伝による体質であることを受け入れる

アトピーは遺伝性の疾患であることが解明されています。

身体的な側面として、まず自分の生まれながらの弱点がそこにあることを受け入れてみましょう。

人によってはストレスを受けたりエネルギーが下がると胃が痛くなる、過食に走る、血圧が上がる・・・などなど、違った出方をします。

 

ですが自分は遺伝性疾患のアレルギー、とくに皮膚にアトピーとして出やすいのだという事実を受け止めることです。「受け止める」ということは、あきらめて放置する、のではなく、「闘わない」ということ=悪化要因を知り、うまく回避する術を覚えるということです。

 

これは身体的な治療というよりも心理的な戦略であり、これがあまり上手でないことが多いアトピー患者さんが学ぶと非常に有効だと、私がアトピーを完治させるプロセスにおいて実感したことでもあります。

 

 

治らないアトピーは心理的な要因が大きい

投薬や軟膏などの外部的な(そして一時的な応急処置としての)治療だけではいつまでも症状が一進一退を繰り返すばかりのアトピーである場合、遺伝的な素因にプラスして心理的な原因がスイッチを入れていることがほとんどです。

アトピーの人は気真面目で思い悩むタイプの人が多い、というのは聞いたことがあるかもしれません。

実は私は自分ではそれに当てはまらないとタカをくくっていたのですが、アトピーを再発して初めて、それはただただ私が人一倍我慢がきくタイプだったから、ということに気付いたのでした。

 

 

ですがじつはなにごとも自分自身の決めた型に沿わないと気に食わなく、柔軟におおらかに対処する代わりに不満や怒りを少しづつ内にため込む。

 

こういった長年の感情的なしわ寄せが病のもとになるというのは、私自身体験してはじめて知ったことです。

自分でも気づいていない、出口のないそういった感情は次第に溜めておくこともできなくなり、最後の手段としてアトピーとして表出してくる、というパターンです。

 

関連記事:我慢できないアトピーのかゆみを抑えるには

 

 

腸内環境とストレス、様々な疾患との関係

ストレスを受けると腸内の善玉菌/悪玉菌のバランスが崩れ、腸内環境が悪化します。

腸内細菌は体内に入ってくるすべての消化・吸収・代謝を行うだけでなく、酵素を活性化、免疫の正常化、ビタミンやホルモンの産生など人間の生命活動の根幹を司っています。

アトピー患者のおよそ9割が腸内細菌のバランスが崩れていると言われており、現在ではアトピー素因だけでなく、腸内環境そのものも遺伝するのではないかといった研究も行われています。

 

また不妊や自閉症の原因になると指摘している学者もおり、腸内環境とストレス、疾患とはすべて地続きであることが徐々にわかってきています。

 

 

先に挙げたとおり腸は免疫を司っており、なんと体全体の免疫の7割が腸で作られているため、当然免疫疾患であるアトピーの原因としても大きく影響してくることになります。

ですから腸内環境を整えることでアトピーは改善し、さらにストレスを減らすことで同じくアトピーに対して良い影響があると考えられるのです。

 

関連記事:腸内環境を改善することで、大人アトピーは良くなる

 

 

アトピー再発の2年間で私が得た気づき

私のアトピーが再発したのは、オーストラリアに移住して数か月後のことでした。

初めての結婚生活、それも新天地での一からのスタートということで、どちらかといえば不安より楽しみが勝っており、日々いろいろな発見をしてはわくわくと毎日を過ごしていると思っていました。

一方で難航した職探しは次第にストレスのもととなり、いま思えば夫の働きのみに頼るしかない状況と、生産性のない自分自身に嫌気がさしてきたのも事実でした。

正式なビザがまだ下りる前だったということもあり、また理想と現実の間の乖離にうまく適応できず、次第に逃げの姿勢を取る方に心地よさを感じるようになったのでした。

 

 

そして罪悪感や自分自身に対する怒りから夫との衝突も増え、もうにっちもさっちも行かないと思ったそのとき、爆発するようにアトピーの症状が出始めました。

 

そうして2年間のあいださまざまな方法で必死に治療しつつも良くなったり悪くなったりを繰り返すうち、原因が心の方にあるのではないかと思うようになります

自分自身の頑なな心や決めつけを取り去り、徹底して内観し、こうありたい、と思う状態に近づくための具体的な行動を始めました。

 

心のわだかまりについて向き合ううちに、時を同じくしてまるで魔法が解けるかのようにアトピーが快方に向かいます。

夫との関係が劇的に改善し、なんと希望の職まで見つけてしまったという、ウソのような本当の話です。

 

当時を振り返って、アトピーの改善に必要なのは、自分自身の心(性格)の問題に向きあうこと、無意識なわだかまりや逃げを放置したままにしていないか、自分自身を許すことができているか、これらを内観することだと思います。

 

人によって状況はさまざまですが、ただ一ついえることは、誰しも必ず自分自身のなかに未解決の問題を抱えているということ、そしてそれを解き明かすヒントはそこらじゅうに転がっているということです。

自分自身がなぜそんな怒りや不満を持っているのか、解決するにはどうすればよいのかを真正面からみつめ、行動すること。

アトピー悪化につながる「ストレス」を感じるのにはそれ相応の具体的な理由があるはず。まずはそれを感じる受け皿となる自分自身の心について、問い直してみることです。

 

アトピー再発→完治までに私が行ったこと

以下の3つは、アトピー再発後、私が心理的な問題/治療に対して具体的に向きあったことです。

こうして見ると、カオス状態だった物事をすべて整理して、基本に立ち返ったことが大きかったようです。

 

1.日本に6週間帰国

たまたま日本に住む妹の初めての出産があり、日本に一時帰国することになりました。

メインは里帰り出産する予定の妹と甥っ子を手助けするためでしたが、オーストラリアで煮詰まった状況から一旦離れ、心の風通しを良くするのにちょうど必要なタイミングでもあったと思います。

 

 

夫は仕事があるので6週間離れ離れになりましたが、そうすることでお互いに見えることがあったようです。

私は何も気にせず家族や友人とリラックスして美味しいものを食べ、遊び、充電に徹しました。

再びオーストラリアに帰国する頃には視点が変わり、自信と気力を取り戻すことができていました。

 

2.目を背けていた問題に正面から取り組む

日本に逃げていた間に取り戻したエネルギーで、今度は私自身の抱えている問題を正面から見つめ、具体的な解決に着手しました。

これまでいろいろと言い訳をして逃げてきた問題や自分自身のなかにある恐れ、不安、依存をきっちりと見すえ、身動きできなくなっている原因をひとつずつ吟味、取り除く作業に入ります。

いまある状況にたいして近視眼的になっているときは、人の言うことも聞こえず、他の可能性や選択肢も目に入ってこないものですが、実はずっと以前から夫が私に提案してくれていた方法が、私を救ってくれるカギとなっていることに気付いたのでした。

不思議なことにそこからはすべてがトントン拍子に運び、アトピーの完治だけでなく仕事、夫婦関係、人間関係すべてがスムーズに回り始めたのです。

アトピーの心理的な側面というのは、私は心の中にあるなんらかのブロックを取り除くこと、頑なな部分をきちんと認識して自分自身が「変わる」ことがポイントだと確信しています。

 

3.治療に対してのシンプルな心構え→実践

問題に正面から取り組むこととほぼ並行して行ったのが、アトピーへのアプローチのシンプル化です。

というか、心が変わるとともにアトピーに対する考え方や治療方針も、とくに意識することもなくおのずと変わっていきました。

 

ポイントは、「こうでなければいけない」から離れることです。

 

関連記事(ひどいアトピーで不眠に陥っている方へ)でも書いたとおりですが、私の場合は治療、治療と必死になるのではなく、とにかく基本の睡眠をきっちりとれるよう手を尽くしたことが大きかったと思います。

 

 

当たり前ですが、とにかく毎日質の良い睡眠さえ取れれば気力は回復しますし、もっと言うとたいていのことは解決します。

そのために、アトピーを患っていたときに一番の地獄と思っていたバスタイムを工夫しました。

 

関連記事:掻き壊しは入浴時に保湿!大人アトピーにてきめんの入浴剤

 

私にとってこれら一連の流れはアトピー完治だけでなく、私の人生そのものにとって大きなブレイクスルーとなりました。

その証拠に、アトピー再発の前と後では、私はまったくの別人のようです。

 

アトピーは本当に、人間らしい生活を脅かすほどのインパクトを与える疾患です。が、この経験を通して私がひとつ言えることは、アトピーは遺伝的な素因に加えて理由(しばしば心理的な)なくしては発症/悪化しないということ、また時間はかかっても完治させることは可能だということです。

 

前にも述べたとおり、アトピーを患っている方は気真面目で思い悩みがちですが、そのせいで視野狭窄に陥りがちな人が非常に多いと感じます。

心の奥深くではわかっているのだと思いますが、「でも・・・」と言いつつ本当の問題の核心に触れるのを避けるのです。

 

 

もちろん心理的な問題に向きあうには勇気と、ひょっとしたら私のように一旦逃げることで、エネルギーをチャージする必要がある場合もあるでしょう。

それならば、思い切ってそれをやってしまいましょう。

時間はかかっても、心身ともに驚くほど健康になっている自分を得ることができますよ!

 

関連記事:大人のアトピー性皮膚炎を完治させた―私的スキンケアランキング

 

オージュンヌ

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